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刀の斬れ味を試す

畳表

日本刀を趣味として楽しむ中で、鑑賞するだけでなく抜刀や試し斬りをされる方達が多くいらっしゃいます。そこで切るに当たっての材料の作り方を紹介します。先ず、古い畳表を一枚用意しこれを二つに折ります、そして折り重ねた方を中心にしてきつく巻いていきます(巻き上がった状態では畳表の折り曲げた側が外に出ます)、その時大事なことは中心に空洞を作らないで巻くことです。空洞があると固定する台に突き刺す時うまく刺せないからです。巻き上がったら太い輪ゴムで四箇所止めます。そして一昼夜水に漬けておきますが、水に漬かった畳表はきつい臭いがする場合があるので、この場合は柔軟剤や漂白剤などを入れて漬けると臭いが和らぎます。そして斬る一時間前位に取り出し、竹棒の台に突き刺し準備完了です。また水に漬けずに乾いたままの畳表ではうまく斬れない場合があります。
斬り方は、一般的には上から斜め下に袈裟に斬り下げますが、上手な方は水平に左右から連続で斬ったり、下から斜め上に斬り上げ、跳ね上がった畳み片を更に空中で斬るなど上手な技を見せる方もいます。

試し斬り台

試し斬りセット

試し斬り用の刀は

試し斬り実演

試し斬り用の刀ですが、使えば曲がったりもする場合もあるので何と云っても安価な物がいいです。割とよく使われるのが軍刀です。軍刀は軍の規格に則り製造された刀ですから斬ることに関しては良い物だと思います。また洋鉄で鍛えた羽山円心の刀や、興亜一心刀なども好まれます。そしてよく云われる事ですが樋のある刀は曲がりやすいので注意しましょう。
また切れ味を左右するのが刀の刃ですが、刃肉がついた蛤刃では切れ味が悪いと云うより斬れないと云われます。平肉のないペタンコな刀がよく斬れると云います。まあ紙を縦に持って紙のエッジに刃を当て、引いたら紙がスッと斬れないようでは、そのままでは試し斬り用としては難しい刀でしょう。