昨日、福生郷土資料室で開催中の「福生市郷土資料室特別展示・武州下原刀Ⅲ-後藤安孝コレクション-」を見学してきました。福生市郷土資料室では、過去に平成10年及び平成22年に下原刀の展示を行っており、今回はその3回目となります。また、図録未発表の刀剣を展示しているとのことです。
一般的な美術館の展示室に比べ、福生市郷土資料室の展示スペースは広くありませんが、そこに48振りの下原刀が展示してあり見応えはあります。
中でも照重作で、区送りであるにも二尺八寸を超える刀は、元に草の剣巻竜を彫り、その上に二筋樋を掻いたもので際立って立派ものでした。
また、初代の周重の作品では下原刀独特の肌が現れた地鉄もよく見ることが出来ます。
下原一派は室町時代末期から江戸時代初期に活躍していたことが分かりました。
展示は10月1日から11月17日まで行い。前期と後期があり後期の11月1日からは一部展示替えを行う予定だそうです。
会場はJR牛浜駅より徒歩で約5分の所です。