刀:備州長船祐定

銘文:(表)備州長船祐定 (裏)永禄十年八月 室町時代末期の備前国長船で作られた刀です。 昭和29年4月新潟県登録 海軍軍刀拵付 元所有者の家に伝わった刀で、今回が初の生ぶ品です。保存刀剣鑑定書が付きます。

長船祐定のカタログ

  • 銘文:備州長船祐定永禄十年八月
  • 時代:室町時代
  • 地鉄:板目
  • 刃紋:直刃
  • 中心:磨上げ
  • 証書:保存刀剣鑑定書
  • 刃長 :69.2cm二尺二寸八分
  • 反り :1.1cm
  • 元幅 :2.9cm
  • 先幅 :2.36cm
  • 元重ね:0.7cm
  • 先重ね:0.59cm

説明

世に多くの名刀を送り出したことで知られる、備前国長船の刀です。永正ころの戦闘では片手打ち用としての二尺前後の刃長の刀が主流でしたが、華やかな桃山時代になると、刃長も鋒も大きく延びてきます。永禄時代に作られた本作はその過渡期にあたり、刃長は磨上げてもなお二作三寸近くあります。また、附属の外装は海軍の軍刀拵で、革覆い袋付きの鞘は海軍の陸線隊が装備したものです。
刀身の状態は、鋒に若干の欠損や、錆び跡がありますが、研ぎ直すほどのことはないでしょう。外装もしっかりとしていますが、柄部の縁金物が欠落しています。

詳細画像

祐定の鑑定書
刀身全身表刀身全身裏
外装表側外装裏側


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