商品説明
刀剣番号:KA-7034
固山宗次は、享和三年奥州白河の産で、固山宗平の弟で、加藤綱英の門人となります。後に桑名藩の抱工となり、弘化二年に備前介を受領し明治初年まで作刀しています。作風は備前伝を専らに焼き、新々刀期において備前伝の第一人者と云えます。
本刀は、身幅・重ね共に尋常で、生ぶ刃を約25mm残し、反りやや深く、中鋒の延びた優美で健全な体配をしております。地鉄はやや黒みを帯び、板目が流れ、柾がかり、細かく詰んだ肌はよく鍛えらて美しい肌を現しています。また、この柾肌が中心まで通っている処を見ると一般的な鍛え方より丁寧で入念な造りのように思われます。刃紋は刃肌が立ち、元を焼出し、上は直ぐ調に互の目が連れ、沸がよくつき、足もよく入り、薩摩刀の芋蔓を思わせるような、長い沸筋を現し見事な出来です。帽子は直ぐ調で丸く返ります。中心は生ぶで、目釘孔は一個、鑢目は化粧に筋違となります。本刀は出来がよく、錆び・鍛え傷等が無く地刃共に健全な一振りですが、長いヒケがあるために格安となっております。
刀身データ
銘文:固山宗次作天保十三年八月吉日
在庫なし
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注番:KA-7034
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