商品説明
刀剣番号:KA-510501
半太刀拵え付
佐々木貞俊は陸奥(宮城県)の刀工で新々刀中上作として有名です。貞俊は水戸東条庄高田の臣で水戸烈公(水戸家九代藩主・徳川斉昭)の御抱鍛冶と云われ幕末に活躍した刀工で、後に仙台の涌谷へ移住し一流斎と号し、佐々木一流斎源貞俊作と銘を切ります。また、銘では「源」の字を「厂」に中を「泉」と切る処に特徴があります。
本作は、やや寸が詰まりながらも身幅・重ね共に十分あって、元に生ぶ刃を残し踏張りがあり、表裏に横手上より樋を掻き通しており、バランスのとれた姿の良い刀です。烈公の独特な肌物鍛えで知られている地景を強く出した「八雲鍛」に通ずるものか、地鉄はよく錬れた小杢目肌に地景が頻りに入り肌物鍛えが美しく現れます。刃紋は直刃調の小乱れで、刃縁は沸が盛んに地景に絡んで刃肌が立ち出来は優れていて良い刀です。また、外装は半太刀拵がついており、金具は鉄の一作であり、鞘は変わり石目塗りの渋好み者によい造りです。研ぎはこのままでも大丈夫ですが古研ぎであるためお値段に反映させて頂きます。
刀身データ
銘文:佐々木一流斎源貞俊真十五枚太平伏造陸奥東山津谷川荒谷沢山以出鐵作之
在庫なし
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注番:KA-510501
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