商品説明
刀剣番号:KA-520504
大磨上げ無銘の脇差です。刃長は59.8cmもある大脇差で、あと0.8mmあれば刀になるサイズです。元の姿に復せば重ねが10mmはあったであろう豪壮な刀ですが、磨上げてもなお重ね厚く身幅充分あり、反りの浅い姿形となります。磨上げのため刀身バランスが崩れてしまうので、これを修正する方法として樋を掻くことが多くありますが、本刀は樋は掻かずに鎬を削ぎバランス調整をしています。よって鎬の高い大和伝のような頑丈な姿をしています。地鉄は板目に流れ肌交じり肌立ち鎬寄りに映りが立ちます。刃紋は中直刃で小足・葉が交じり、末古刀の長船清光を思わせる処があり、また、帽子は焼詰めとなり興味深いものです。
本脇差は刀と云えるほど長いもので滅多に出る品ではありません。目釘孔の位置が中心(なかご)の中心に寄っているので、大磨上げの後更に区送りをしており、幕藩体制の頃は刀として使われていたものでしょう。登録は古く、古研ぎですが錆はありません。四百年以上も大切に伝えられて来たものですから、敢えて研がずにこのままで鑑賞してよいでしょう。
(鋒先端に極小さな疵がありますが特に問題なく現状としております)
刀身データ
銘文:無銘
在庫なし
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注番:KA-520504
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