商品説明
刀剣番号:KA-7011
九八式軍刀拵付
吉田勝則は鳥取の産で、陸軍受命刀工です。作品は上手でその腕前は、陸軍軍刀技術奨励会会長賞を受賞しております。本刀は烏城(岡山城)内の鍛刀舎で作刀したものでしょうが、名工の名に恥じることなく、粗製の軍刀とは一線を画すもので、勝則のこの備前伝を現した作品は、単に軍刀の域に留まらず、鑑賞刀として十分に適うものと云えるでしょう。更に軍刀拵えも付いていることもうれしいですね。
本刀は、身幅広く、重ね厚く、刃長は65.6cmと常寸の軍刀姿で、加うるに生ぶ刃を約6cmも残し、健全そのもので製作当時の姿を残しています。地鉄はよく詰んで無地風となり、刃紋は、華やかな丁子乱れを主体に互の目が交じり、処々飛焼交じり、匂口締まり心に小沸よくつき、足がよく働き、刃縁は明るい出来となり、備前伝の作となります。帽子は表裏共に乱れ込んで丸く返ります。中心は生ぶ、目釘孔一個、鑢目は化粧に筋違、中心長は25.7cmあり、長めの仕上げになっています。
刀身データ
銘文:烏城鍛刀舎勝則作昭和十八年四月吉日
在庫なし
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注番:KA-7011
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