商品説明
刀剣番号:KA-8063
綺麗な九八式軍刀拵え付
堀井俊秀の日本刀です。俊秀は本名を堀井兼吉と云い、明治十九年近江国(滋賀県)の生まれです。堀井胤明に入門し後女婿となる。初銘を兼明で次いで秀明、俊秀と改銘する。北海道室蘭の日本製鋼所室蘭製作所・瑞泉鍛刀所で作刀する。大正・昭和初期を代表する軍刀を鍛えた名工です。
この俊秀の刀は身幅広く、重ね頗る厚く、反りやや深い姿形をしており、刃長の二尺三寸四分は定寸の刀ではありますが軍刀としては大きな部類に入りズシリと重たい刀です。地鉄は杢に柾が波のようにうねり綾杉肌となり、刃紋は湾れを基調に小互の目を交じえ足よく入り金筋砂流しがかかります。帽子は直ぐで先掃きかけ尖り心に尖り返ります。匂勝ちの本作は刃縁は明く上々の出来となっています。また、ちょっとした刃こぼれが区上9cmの所にありますが、本作の出来から見れば特に気になることではなく特に修理の必要はないと思います。
また附属には九八式軍刀拵がありますが、状態が大変素晴らしく傷らしい傷はなく無欠点と云え、常の軍刀より長くて美品はなかなか出物となることが少ない上物です。
刀身データ
銘文:堀井俊秀昭和九甲戌八月吉日
在庫なし
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注番:KA-8063
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