商品説明
刀剣番号:KA-8064
革覆い付九八式軍刀拵え
靖光(初銘一光)は、祖父に水心子正秀門人の池田一秀、一秀の門人である池田一光を父に持ち刀匠の家系に生まれます。昭和八年、軍刀製造を目的に創設された日本刀鍛錬会に選出され靖国神社境内で鍛刀に励み、その労に対し陸軍大臣・荒木貞夫大将は「靖」の字を刀匠銘として贈り、一光を靖光に改めます。
本作は、身幅広く、重ね厚く、反りやや深く、優美な姿をしています。小杢目肌がよく詰んだ鍛えに、刃紋は匂口の締まった直刃を焼き、小足がよく入り明るく冴えた出来となります。また、本刀には野戦用革覆付の九八式軍刀拵が附属しています。状態は革覆に少々疲れがあり摩耗して鞘が露出している部分があるものの、柄は通常より長めで鍔は厚く透かしとなっているなど重厚な拵えです。但し、縁金物の駐爪通し穴内側が切れています。また、佩鐶にガタつきがあります。