説明
刀剣番号:KA-358101
附三式軍刀拵
特徴:俗称として監獄長光と呼び慣わせれ、よく斬れると云われている市原長光の刀です。裸身で850gある刀身は、身幅広く、重ねが厚く手持ちがズシリと重たく、湾れ調に小互の目が連れた刃を焼いた刀です。附属の拵えは市場にもあまり出回らない珍しい三式と呼ばれる昭和18年制定とされる最後の軍刀拵です。九四式や九八式と比べ大きく変わった所は、太刀拵から刀拵に変わったこと。
そして細部では、柄の目釘孔が二個になり、縁側の第一目釘はネジ式となっています(ネジは、現在のJIS規格とは違い、当時の軍の規格であるため今品の代替は出来ないのです)。更に、柄と鞘をロックする駐爪を外す釦は柄の縁部だけでなく、鯉口にも釦が付きました。また、鯉口から水が入らないように、鯉口を覆う切羽も付くところです。鞘は木製ですが、外観からは分かりませんが、鯉口より10cmまでを鉄が巻いてあるようでもあり、特殊な造りとなっているようです。この保存状態のよさから云って、恐らく戦地には行っていないでしょう。
現存する三式軍刀拵の中では、保存状態の良さから日本一の拵と云っても過言ではないと思います。
刀身データ
銘文:長光
在庫なし
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注番:KA-358101
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