説明
刀剣番号:KA-359022
附九八式軍刀拵
特徴:無銘で三原と極められた刀です。三原は大和系の鍛冶で、鎬幅の広い鎬の高い造込みが特徴で、室町時代には菖蒲造も見られます。本作は、菖蒲造で鎬の高い造込みは末三原に見られる特徴で、地鉄は板目鍛えに、刃区より水影風の映りが立ち、鎬よりに立つ映りに繋がり、古刀の趣を充分に感じられます。三原の刃紋は直刃を墨守するところも特徴ですが、乱れ刃を焼くこともあり、本作も小沸出来の互の目を焼いています。
また、古刀が収まった九十八式の軍刀外装は、飾って満足いただける美しい姿と綺麗な状態を保っています。勿論、鉄鞘は凹みや塗装の剥げなどありません。鍔は透かしで切羽は四枚、只、何処で間違えたのか、三枚の切羽が鍔と番号違いですが、拵えには上手く装着されています。
しかも、この軍刀は特注品である事が分かります。柄には表と裏に鉄板が添えられています。柄の補強と考えられますが、縁金物から兜金までの長さの鉄板で柄木を挟み、その上に鮫革を巻いています。何て強靱な造込みをしたものか、初めて見る造りです。
刀身データ
銘文:無銘
在庫なし
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注番:KA-359022
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