商品説明(委託品)
刀剣番号:KA-711002
中心尻は刃上がり栗尻、鑢は切り。
初代越水盛俊は、幕末の名匠長運斎綱俊に入門しのち固山宗次の門人となった青龍軒盛俊を初代とし、二代目は初代の養子となった岩本精一(本名久保精一、大正七年没)、三代目は二代にも子が無く門人の越水藤一(初代越水盛俊)が大正五年に盛俊の名跡を継ぎ三代目盛俊を名乗り蒼竜軒と号しており、昭和十三年に没します。
昭和十一年紀の本作は初代越水盛俊の子で、本名を越水可成と云い四代目盛俊(二代越水盛俊)に当たります。彼は名匠の流れを汲むだけありその技倆は高く、栗原彦三郎が現した聖代刀匠位列では【貴品上位】最上大業物の列に並び賞賛されています。
本作は身幅広く、鎬筋の高い造込みをし、地鉄はよく詰んでいて地の底には細かな地景が沈み精美に鍛え、刃紋は直刃を焼いており、足・互の目足が元から先までよく働き見事な出来となっています。また、中心の仕立てが実に丁寧であり、鑢目は切り、中心棟も切り、中心の刃方も切り、そして中心尻も切りで仕上げており、この中心仕立てに作刀に対する盛俊の一念が感じられる渾身の一口となっています。
刀身データ
銘文:芸州住盛俊作昭和十一年八月日
在庫なし
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注番:KA-711002
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