商品説明
刀剣番号:KA-5031
中心は生ぶ、先は栗尻。
兼氏は志津の呼称で殊に有名です。南北朝時代に大和の地より美濃の志津へ移住してきた兼氏ですが、その後環境の変化により移住を余儀なくされた一門は、志津から直江の地へ移住します、これら一門を直江志津と称します。そして更にそこから赤坂や関へと移住をしています。本作の兼氏は鎬の高い造り込みや、帽子が掃きかけているところなど、大和色があることなどから、赤坂へ移住したその後代でしょうか。
本刀は天正頃の作と見られます。刃長は二尺四寸八分あり、鎬筋の高い造り込みは大和伝を現し、地鉄は板目に柾ごころがあり、刃文は表は湾れ調に出入りの低い互の目、裏は互の目が連れ、細かな砂流しが頻りにかかり、帽子は直調で掃きかけて出来の良い刀です。この刀を鑑賞するたびに戦国時代の武士に思いを馳せることが出来ます。
日本刀剣保存会の鑑定書では秀作と高く評価をしており出来の良さを称えています。
刀身データ
銘文:濃州兼氏
在庫なし
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注番:KA-5031
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