商品説明
刀剣番号:KA-7111
中心尻は栗尻、鑢目は筋違、太刀銘に切る。
利行は文政11年の生まれで黒川市太と云い、播州三木に住した刀工です。明石藩の御用鍛冶を勤めると云われ激動の幕末に活躍した人で明治39年に没しています。利行の師筋についての詳細は不明ですが、中心に切る銘が太刀銘となる処に特徴があり、或いは銘切りでの関係があるとも考えられます。また利行は藩の御用を努めるだけあって力量があり、本作も上に行くに従い沸が強く金筋・砂流しがかかるなど働きを見せ、その非凡さが窺えます。いずれにしても大変珍しい刀工で三木町の郷土刀です。
本刀は、刃長二尺三寸八分と定寸より心持ち長く、反り浅く、身幅やや広く元先の幅差やや開き、重ねが厚く、中心の長い新々刀然とした頑丈な造りながらも手持ちのよさを感じます。地鉄は小板目が詰み流れ心の肌が交じり、刃紋は互の目乱れで、元に角互の目を焼き、上は小互の目に尖り刃を交え、物打辺りをやや高く焼き、沸よくつき金筋・砂流しが盛んにかかる覇気のある出来口を表します。帽子はやや乱れて丸く返ります。また本刀には綺麗で状態が良い黒呂色の鞘で打ち刀拵が付いています。ガタつきは無くしっかりしているので居合い用としてもよいものです。
刀身データ
銘文:東播住源利行作
在庫なし
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注番:KA-7111
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