商品説明(委託品)
刀剣番号:KA-117053
中心尻は羽上がり栗尻、鑢目は逆筋違。
高橋長信は出雲の刀工で新々刀上作として有名です。長信は文化十四年生まれで、雲州高橋冬広の門人となり、のちに養子となる。天保年間に江戸へ出府し、加藤長運斎綱俊門人り、その後松江藩工となると云われています。本作は、生刃を約2.5cm残る健全な刀で、身幅尋常、反り浅く、寸やや短く、重ねの頗る厚く、平肉がたっぷりとしている姿恰好をしています。地鉄は小板目に小杢目まじり、地景が入る精美な鍛えで、鎬は柾となります。刃紋は丁子で、匂口は締まり心に小沸つき、足がよく入り、細かな金筋・砂流しがかかり、明るく冴えた出来となります。帽子は乱れ込んで丸く返ります。中心は生ぶ、鑢目は化粧に逆筋違、目釘孔二個、重ねが厚い造りです。白鞘には鞘書があります。本刀は常の豪壮な造りではなく、小振りではありますが、重ねが頗る厚く、頑丈な造りであり、地鉄や、刃の出来を見ても、長信の実力が十分発揮された出来で、見事と云えます。
刀身データ
銘文:松江藩藤原長信明治三年八月日
在庫なし
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注番:KA-117053
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