商品説明(委託品)
刀剣番号:KA-721201
中心尻は刃上がり栗尻、鑢は切り。
特徴:三善長道は陸奥(福島県)の刀工で新刀上作・最上大業物として有名です。長道は三好政長の子で寛永十年に会津に生まれます。初銘を道長とし鍛刀するも万治二年に二十七歳で陸奥大掾を受領し、その口宣案に三善長道とあったのでそのまま三善長道に改めたと云う。また長道の上出来作には長曾祢乕徹に紛うものがあるので、会津乕徹と称されます。
本作は身幅頗る広く、重ね頗る厚く、大鋒の豪壮な姿形をしており、体配より延宝頃の作と見られる処から長道の晩年作であろうと思われます。地鉄は板目が詰み流れ肌交じりやや肌立つ処を見せます。刃紋は互の目を主調とした刃取りで、小沸がつき匂深く、金筋・砂流しが頻りにかかり、帽子は横手を焼き込み、直ぐに丸く深く返ります。彫物は表に草の倶利伽羅、裏は梵字に護摩箸を刻しており、幅広の豪壮な脇差を更に際だたせています。
また本刀には極上の拵えが付いてます。縁は在銘で乗意、鮫鞘は緑色に白粒が映え美しく仕上がっています。
(杉浦乗意は江戸時代中期のひとで、土屋安親・奈良利寿と共に奈良三作の一人であり、乗意が創案した肉合彫りは有名です。)
刀身データ
銘文:陸奥大掾三善長道
在庫なし
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注番:KA-731623
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