商品説明
刀剣番号:KA-750022
特徴:初代兼道は、京初代丹波守吉道の子で銘を直道・兼道と改めております。兼道は中心の差裏に菊紋とその下に「一」を切るものがありますが、本作には差表の銘の上に堂々と「一」を切っている処が大変珍しく、また、差裏には以南蛮鉄も切っています。寛永二年に丹後守を受領しほどなく大坂に移住しています。作柄は一派独特の簾刃も焼きますが、互の目丁子刃も焼き、本作も後者の冴えた刃を焼いています。また、姿は元に復せば豪壮な刀身であったことが窺え、磨上げてもなお身幅は元幅広く、元先に幅差が見られ、浅く反りのついた、所謂寛文新刀の体配を呈している処から兼道の晩年頃の作と思われます。鍛えは小板目肌で、鎬は一般的な新刀に見る柾ではなく、古刀に見る平地と同じ肌をしており、恐らくは甲伏鍛えで以て製作したものであろうと思われます。
外装は朱鞘の糸巻陣太刀拵であり、朱色の鞘に真鍮一作の金具の輝きとで、製作当時は派手な拵えであったと感じられます。
刀身データ
銘文:一 丹後 以下切レ裏銘:(菊紋) 以南蛮 以下切レ
在庫あり
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品名:丹後守兼道
注番:KA-750022
価格改定
価格:1,250,000円