「るろうに剣心」で話題になる、明治元年に起こった戊辰戦争当時、明治初期に作られた刀をご紹介します。
江戸時代末期の刀は大振りな作りが多くありますが、明治初期には刃長が二尺二寸前後と短めの刀が多くなり、より実戦向きの長さとなります。
明治時代を向かえ刀を腰に差す侍の時代は終わりに近づきます。明治三年には平民の帯刀が禁止、翌年には武士の帯刀・脱刀が自由となりました。明治新政府により警察組織ができ、武士が自身を護るための刀は不要となります。そして明治九年に廃刀令が発布され遂に武士の時代が終焉となりました。