長大な刀は、戦闘方式などの変化に合わせ、刀身の寸法を短くすることがありました。そのため中心を磨上げることにより、在銘であったものが無銘となりました。中心には目釘孔が数個有するものがあり、刀の経歴を偲ばせる名品も多くあります。
銘文:無銘時代:室町時代刃長:59.8cm 反り:1.2cm鑑定書無し
コメント:重ねが厚く、刀に迫る長さの脇差です。試し斬り用としてもよいでしょう。
銘文:無銘時代:室町時代後期刃長:65.8cm 反り:1.7cm保存刀剣鑑定書付
コメント:刀身の寸はやや詰まりますが、比較的状態のよい時代の拵えは、金具は渋く趣があります。初心者の方にお薦めします。
銘文:無銘時代:江戸時代後期刃長:72.5cm 反り:1.3cm保存刀剣鑑定書付
コメント:身幅はやや狭いが重ねが頗る厚い造込み、備前伝の刃を焼いた剛刀です。
銘文:無銘時代:江戸時代前期刃長:71.2cm 反り:1.6cm保存刀剣鑑定書付
コメント:無銘ですが、本刀の刃紋は砂流しの働きが激しく見る人を圧倒させるものがあります。また珍しい薩摩拵も付いています。