韓国刀の拵

韓国の刀の拵えを紹介します。
この画像に見る拵えは、日本刀の太刀拵と打刀拵の折衷を模したような造りをしていますが、日本刀の拵えに見る鞘の塗りや金物の彫刻など芸術性が感じられません。実用本位であるためでしょうか、粗末で品位に欠ける拵えと云えます。
この拵えを見る限りでは日本刀の拵えを参考にしていることが窺い知れますので、もっと細部を拡大して見ていきましょう。

韓国剣拵全景

拵え全長:87cm
柄長:17.6cm
金具:総真鍮製
鞘:黒塗り

柄拡大

柄は日本の打刀の柄巻である捻り巻を真似たようですが、柄には鮫革ではなく短冊の革を貼り、目貫を据えず柄巻きは革を捻り巻にしています。しかし、菱を作る為の巻き方では捻りの上下の交差が不順で統一性がなく、美意識がなく巻き方が雑のようです。

柄長は短く片手で握るようになっています。
また、口金物は真鍮製で真鍮の釘一本で固定している。

柄上部

冑金に相当する金物は彫物や象嵌はありません。ただ、素赤を切り抜き張り合わせているようです。

柄頭部

足金物と山形金物に相当する金物は鋲で止めいて簡単に出来ています。

足金物側面
足金物上部

石突金物に相当する金具は真鍮製で、表裏に真鍮釘2本づつで留めています。

鐺側面
鐺上部

鍔は日本の打刀拵に付くものに似ていて、真鍮地に唐草文でです。耳は土手耳になっています。しかし、切羽を使用したか分かりませんが日本の鍔に見る切羽台はありません。

鍔正面

鍔斜面

こうして見ると、この拵えは明らかに日本刀の拵えを参考にして製作されたものであることが分かります。そこには文化の違いが現れており、日本が韓国の拵えを真似したなどと云うことは当たらないことが云えます。また、これは逆で、韓国が日本の拵えを真似したように思われます。